フロントもバックも高速でないと対Google SEOで高得点が出なくなった件 第31回 20年02月 / 最終更新:2020.02.17

こんにちは。吉政創成の佐々木昌子です。当社のお客様のWebサイトの実行環境はほぼ100%、KUSANAGIが導入されています。

KUSANAGIはプライム・ストラテジーが開発したWordPressなどのCMS向けに高速チューニングしたOSやDBなどをスタックした実行環境です。国内トップクラスのWebエンジニアがチューニングしただけあって、世界トップクラスの高速性能を持っています。

※「KUSANAGI」に興味がある方は以下の紹介ページをご覧ください。
https://s-port.shinwart.com/service/eva/kusanagi/

ただ、最近、Googleが提唱する速度基準を満たそうと思った場合、KUSANAGIだけでは、事足りなくなってきました。そもそも、Googleはページの表示速度で見ているので、バックグラウンドが速くても、フロントが遅ければ、そもそも表示速度は高速化しません。フロント部分とは、Googleの速度測定ツールである「PageSpeed Insight」や「TEST MY SITE」で測定して「遅い」判定が出た時の改善点として挙げられる「CSS周り」や「JavaScript周り」などのことです。ここも速くしないと、Googleの速度測定ツールである「PageSpeed Insight」や「TEST MY SITE」で「遅い」判定を受けてしまい、検索順位が上がりにくくなります。

そこで、プライム・ストラテジーが「KUSANAGI」の上位機種である「KUSANAGI for Premium Edition」をリリースしました。この「KUSANAGI for Premium Edition」には「WEXALⓇSpeed Technology」(以下、WEXAL)が同梱されており、使用できます。WEXALは、Webサイトのフロント部分を高速化する技術です。Webのフロント部分は、ちょくちょく更新するWebコンテンツに合わせて、随時、フロントの高速化を実施できるようになっています。この高速化技術はベテランのWeb技術者が半日かかるようなチューニング作業を瞬時に実行することができます。

Webの高速化についてはKUSANAGIとWEXALの組み合わせで解決できるはずです。そして、このコラムを掲載いただいている鈴与シンワートのS-PortクラウドはKUSANAGIとの相性が良く、弊社、吉政創成のWebサイトもS-Portクラウド上で稼働し、超高速運営ができています。

※WEXALについて興味がある方は以下のページをご覧ください。
https://www.wexal.jp/

※吉政創成のS-Portクラウド+KUSANAGIの事例については以下をご覧ください。
https://s-port.shinwart.com/tech-column/yo_column29/
https://s-port.shinwart.com/tech-column/yo_column51/

このコラムでは、Google SEO対策の話をしていますが、そもそも高速化の話はUXの話でもあります。パソコンやスマホでいろいろなサイトを見て、表示速度が遅いと、そのサイトから離脱しますよね。多くの会社の人は自社の高速ネットワーク環境で自社サイトを見るので、社外からアクセスしたときの遅さに気が付かないのです。通勤時間の電車の中で、自社サイトを見てみればいろいろ気が付くと思います。自社サイトのコンテンツはマーケティング部門、総務部門、現場部門がチェックするのに、速度についてはWeb担当者がチェックするくらいというのもおかしな話です。そもそも表示速度が速くないと、ページを見られることもないというのに…

それでは今日はこの辺で。